赤ら顔は脂肪代謝の異常が原因かも!?

赤ら顔は脂肪代謝の異常が原因かも!?

 

 

赤ら顔が脂肪代謝の異常にあるのではないかという推測をするドクターがいるとのことでいろいろと調べてみました。

 

最近、日本でも急激に酒さや赤ら顔などの症状が増えているからです。

 

現在では、地域によって異なりますが、病院の皮膚科を訪れる患者さんの2〜3%が赤ら顔に悩む患者さんだといいます。

 

これは、日本人の食生活が魚や野菜中心から、動物性脂質を大量に摂取する食生活へと移り変わったことと決して無縁ではないでしょう。

 

肉やバターなどの動物性脂質のとりすぎによって脂肪代謝に狂いが生じて、それが赤ら顔の増加によってつながったのではないかと推測できます。

 

まさに食生活の欧米化ですね。

 

 

事実、酒さを発病させて赤ら顔の症状に悩んでいる人の多くは、比較的太っている人であることが明らかにされています。

 

太っている人とは、一般には動物性脂質を好む美食家です。

 

肉やバターなどを好んで食べて、その結果、脂肪代謝が異常になって酒さや赤ら顔になってしまったのでしょう。

 

それではもう少し詳しく脂肪代謝についての解説を続けさせていただきたいと思います。

 

 

脂肪は、私たちの生命活動に欠かすことのできないきわめて重要な物質になります。

 

この重要な物質は私たちの体内で合成されます。

 

一般には食品の形で取り入れられた脂肪分がそのまま利用されるように考えられているようですが、動物などの体を構成してる脂肪は、私たちの体が必要とする脂肪とは、若干、組成が異なってきます。

 

食物に含まれていた脂肪や糖質を材料に、体内で必要な脂肪を合成するのです。

 

私たちの体は一日に1000〜2000ミリグラムのコレステロールを必要としますが、その大部分は肝臓で合成されているのです。

 

たとえば肉やバター、ラードに代表される動物性脂質に含まれる脂肪は、私たちの体内に吸収されて主として腸によってカイロミクロンと呼ばれる脂肪球がつくられます。

 

血液中を漂っている脂肪球は、やがて酵素の働きで脂肪酸に分解されます。そして、脂肪細胞に取り込まれてその中で、また脂肪に合成されます。

 

そして、必要なときに取り出されて、主としてエネルギー源として使用されます。

 

また、ご飯やパン、おかしなどに含まれる炭水化物からも、脂肪は合成されます。

 

 

糖質も肝臓における脂肪合成の材料になります。

 

肝臓に取り込まれた糖質は脂肪に合成されて血液中に流れ出て脂肪酸の形で血液中を浮遊しています。

 

そして、必要が生じた場合には細胞などの建築材料として、あるいはエネルギー源として使用されます。

 

これらの体内における脂肪合成の働きがおかしくなって、たとえば必要以上の脂肪が合成されたりするのが、脂肪代謝の異常になります。

 

それだけではありません。

 

合成された脂肪を蓄えるという生理作用も、脂肪代謝の一部です。

 

というのは、人間の体には、さまざまな生理活動を行うための予備のエネルギーを蓄えておく必要があります。

 

そうした予備のエネルギーを蓄える役割を果たすのが脂肪細胞です。

 

腸で消化・吸収された栄養素の一部はすぐに動力源として消費されますが、残りは中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられ、必要に応じて脂肪酸として全身に供給されて動力源となるのです。

 

蓄えられた中性脂肪の総量が多ければ肥満が進んで、さまざまな健康上のマイナスをもたらします。

 

この脂肪細胞は増減します。

 

人間の体の中には、ふつう、250億〜300億の脂肪細胞があるといわれていますが、最近では、その数は最大限、800億〜1000億まで増加することがわかっています。

 

 

体の中により多くの脂肪細胞が存在するようになれば、肥満になりやすくもなります。

 

こうして、美食や過食の結果として、私たちの現代の日本人の多くは、体内に余分な中性脂肪、本来なら老廃物として排出されるべき中性脂肪を蓄えられるメカニズムを備えてしまいました。

 

これまた、脂肪代謝異常のひとつです。

 

そのために、さまざまな障害や病気が発生するようになりました。

 

酒さや赤ら顔症状もまた、このために現代人が抱えてしまった新顔の病気のひとつなのでしはないでしょうか。